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今日はバイトしてたらマジで一日が終わってしまった……。楽しいことも悲しいことも無い平たい日常。こういう日あんまり良くないけれど、生きていればこんな日もまあまああるので後悔しても仕方が無い。

 

バイト先の暖房がずっと壊れていて本当にシャレにならないくらい寒かったのだが、昨日直ったらしく、わざわざ店長からSMSが来た。LINEグルとかでもないので、本当に全員分打ち込んで送信しているのだと思うと親切だと思う。

一方で状況はそれくらい本当に深刻だったのも事実で、全員厚着に厚着を重ね、手が冷えて仕事に支障が出るのでホットウォーマー(ホットのドリンクを温めておくやつ)に手を入れて凍傷を回避し、それでも寒くて鼻水を垂らしながら接客をして、小さく肩を震わせていた。店頭の掃除のために外に出たら外の方が暖かかったことも一度や二度ではない。

この年末年始、シフトの関係で他店のパートやバイトが多くヘルプとしてこの店に出入りしていたのだが、ほぼ全員「店内が寒すぎる」とクレームを残して帰っていったらしい。

そんな日々とも遂におさらば!久々の出勤だったが本当にぬくぬくと働くことができて、そうだよな、我々がするべき仕事はレジ打ちや品出しであって、寒さに耐えながらかじかむ手に白い息を吐きかけることではないよなと再認識した。

 

数日前から始めている家の大掃除だが、ここにきて停滞の様相を呈している。残された掃除場所としてベッド周り、クローゼットの中、洗面所と風呂場内があるのだが、今日はベッド周りに取り掛かった。しかしなんというか、何をもってして掃除終了とするのか分からなくなってやる気を失ってしまった。埃が積もっていた隅は拭き掃除をして、コード類を簡単にまとめて、散らばっていた薬を一つにまとめたりして、でもなんだか綺麗になった実感が無い。元の物が多いのが原因だろうか。

モチベーションを失いたくないので、明日以降で掃除をする時は俺の家で最も掃除が行き届いていないでお馴染み洗面所からしっかり掃除して、目に見えて綺麗にしたいと思う。というかここまで毎日どこかの掃除を少しでもし続けているのかなり偉い。本当は普段からこれくらいやっておくべきことである。何度も言うが、次の家は本当にずっと綺麗にする。

 

昨日食べた豚肉とトマトと卵のニンニク炒めが美味しかったので、家で似たようなものが作れないかと思って試してみた。

ベースはこの三つの食材に、おつまみではなくメインとして食べたいのでボリューム感かさましのためキャベツも入れた。それ以外の野菜は、トマトとの相性が悪そうだったので諦めた。

食べた感じ結構中華風だったような気がしたので、味付けのベースは香味ペーストを使った。これ一本でとりあえず炒め物が何とかなるのヤバすぎるみたいな触れ込みで買ったが、本当にその通り。

細かめに切った豚肉をごま油で軽く炒め、キャベツを投入する。しんなりしたところで一度火を止め、トマト、味付けを加えてまた弱火で炒める。

香味ペーストにはニンニクが含まれているが、昨日食べたとき結構パンチが効いていた記憶があったので追いニンニクをする。あとは隠し味程度にオイスターソースを入れ、塩コショウで味を調える。最後に溶き卵を入れ、スクランブルエッグみたいになったら完成。

ここまでの工程を全て勘だけで作ったので、果たして味はどうかと思ったが、マジでしょっぱかった!!!おい!!!!

これは完全に面倒くさがって味見をサボったことが原因で、「まあいざ食べたら美味しいやろ(不味くても良いやろ俺しか食わないから)」という精神が引き起こした事故である。塩コショウの分量を完全にミスったし、香味ペーストの量も多かった気がする。

塩辛くてかなり喉が渇くが、ただまあ図らずもご飯には滅茶苦茶合う味となったし、そもそも卵とトマトの組み合わせがマジで美味しいし、卵の火の通り方は正直言って完璧にできたので、本当に塩コショウさえ入れ過ぎなければ完全にシェフの一品だった可能性がある。

使う具材がやや高いという懸念点はあるが、調理自体はかなり簡単にできるメニューなのでまたトライしたい。

 

食後かなりダラダラしてしまったが、そういえばこの前買った歌集「桜前線開架宣言」をほんの少しだけ読んだ。歌集はこのペースで丁度良い。

二番目に紹介されていた、中澤系という歌人の短歌がかっこよくてめちゃ好みだった。一昔前の中二病っぽい雰囲気をここまで芸術として昇華させているのは素直に凄いし、ものの見方というよりも考え方が独特な人だったのだろうと思う。

なかでも「秩序 そう今日だって君は右足と左足を使って歩いたじゃん」という歌がお気に入り!一句目でいきなり「秩序」で切れるのがかっこ良いし、「じゃん」という語尾がかなり口語的で、高尚なことを言っていそうな内容をマイルドに(少し皮肉めいたテイストで)味付けする効果があってなんか良い。これに限らず中澤系の短歌は深く考えようと思えばいくらでも考えられそうなものが多いが、あえて深層まで潜ることはせず語感の良さや雰囲気だけでも楽しめるので、どちらの読み方もできるのが良い。歌全体からなんとなく灰色とかくすんだ色の街の風景を連想してしまった。

 

家の掃除もしなければだし、家探しの計画も立てなければいけないし、飲みの予定もたくさん入っているし、バイトもしなければだし、入社書類の準備をしなければだし、主催の準備もしなければなので、マジでやることたくさんでヤバい!家探し本当にモチベーション低い!正直物件を見るのは楽しいけれど、内見の日程を組んだり連絡したりするのが本当にめんどくさくて、これは親が俺の引っ越しを手伝ってくれるからこそ起こっているめんどくささの側面がある(来週末父親が東京出張のついでに家探しを手伝ってくれるので、その僅か二日間で上手いこと内見スケジュールを組まなければいけない。正直俺と不動産屋だけの問題だったらどうとでもなるのだが、親を納得させるようなスケジュールを組まなければいけないのが非常に厄介)。あと大学紹介のパンフに載るので、それの諸々の諸準備(服装の準備とか、交通費など諸費用の申請フォーマットの準備)などを行わなければならず、助けて!!大喜利もたくさんしたいし!!忙しくても楽しいことを削らないのが最近の俺の良いところでもあるし、悪いところでもある。

めんどくさいことだらけだが、ひとまずここから三日間は大喜利漬けということで、現実逃避をさせてほしい!