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東京に帰ってきました。
昼過ぎに空港に着いて衝撃だったのが、年始の空港ってこんなに混むのか……というところ。
手荷物を預けようとしたら、らせん状になっている待機列のテープから大きくはみ出すくらい人が並んでおり衝撃を受けた。
空港は理不尽なことが多い。その一つが「手荷物を預けたり検査を受ける際、時間ギリギリに来た人が搭乗に間に合うように優先され、結果として時間の有効活用みたいになる」ことである。あらかじめ時間に余裕を持って並んでいた我々は長い待機列に並ばなければいけないのに、ギリギリを狙ってきた人は一切並ぶこと無く優先列でスイスイ検査に進んでいく。
本当に時間を間違えたり仕方のない理由がある人は良いけど、敢えてギリギリで来ている人がいたりしたら許せねえっすわ！
手荷物検査の時から気づいてはいたが、どうやら俺は15人くらいの高校生か何かの集団と同じ便に乗ることになるらしかった。空港の中でもかなり大所帯で目立っている彼らは全員私服だったが、少し見ているに全員が全員と滅茶苦茶仲が良いという雰囲気ではないこと、また一人引率と思われる女性がいたことから、どうやら何かの学校行事であると予測できる。
なんというか今の高校生オシャレで垢抜けている。俺が高校生の頃も垢抜けている生徒もごく一部いたがそこまで多くなかったし、勿論俺も身だしなみなんて概念を持ち合わせていなかった。男子は皆センター分けやマッシュなどちゃんと「名称のある髪形」をしていたし、女子はマジで大学のキャンパスにいそうな風貌の人もちらほら見えた。
そんなこんなで飛行機に乗り込むと、なんと俺の席は高校生集団のど真ん中だった。これは非常に気まずい。俺を取り囲むように高校生たちが座席に座っている。しかも俺のすぐ前の席は引率のおばちゃん教師だ。勿論隣の席も高校生。背の低い俺は高校生と間違えられないように必死であるが、これ以上ないくらい雰囲気に馴染んでしまっていたと思う。唯一俺と同じようにこの集団に紛れ込んでしまった仲間であると思われる、通路を挟んで横の席の外国人マダムがいるのがまだ救いだった。しかしそんなマダムは古書のような大きなサイズの本を読みながら生のリンゴを皮ごと齧っており、我関せずの表情である。俺はこの時初めて飛行機の中でリンゴを皮ごと齧って良いのだと知った。
近くの高校生二人組が搭乗時にBeRealを撮影していたので写り込まないように気を付けながら、いざ出発。
飛行中はしっかり本を読もうと思ったがつい半分くらいを眠って過ごしてしまった。飛行機の中ってなんであんなに眠くなるのだろう。
なんとか起きて、「八月の銀の雪」を途中まで読む。感想はまた後日の日記で詳しく書くと思うが、かなり面白いし、リアリティのある話なのにどことなく幻想的な雰囲気があって良い。
飛行機が着陸する。俺は一番通路側の席だったので速やかに席を立つが、なんと前の席である引率のおばちゃん先生の真後ろについてしまった。そして俺を挟んで後ろには大量の高校生たち。これは気まずい。俺が高校生筆頭みたいになってしまっているではないか。
実際引率のおばちゃんが後ろを振り返りながら「降りるよ～」と呼びかけようとしたところ、すぐ後ろには全く無関係な俺がいたので気まずそうに目を逸らしていた。
こんなに自分の存在が邪魔になっているのは悲しいが、仕方のないことである。こんなところで高校生みたいな見た目でごめんなさい、と心で呟きながらとぼとぼと手荷物受取所に戻ってきた。なんの集団か分からないが、高校生たち、楽しめよ。一瞬の輝きだからね～。
家に戻ってきたらマジで引っ越し直後に感じた匂いがして懐かしい気持ちになった。なんだかんだ子の匂い好きなんだよな。何日も家を空けないと感じることができないけれど。すっかり慣れきってしまった俺の鼻は、日記を書いている現時点でもその匂いを捉えきれなくなりかけている。
切ない気持ちになる一方で、あまりにも自分の家が汚すぎてがっかりした。机の上が文字通り山になっており、もはや何か作業ができる状況ではない。冬はこたつで様々な作業をするので机を一切使わないとはいえさすがに酷過ぎる。
あと2週間後に親が出張で東京に来たついでに家探しを手伝ってくれるのだが、そのついでに今の自宅を見られたら本当に親子の縁を切られかねない。
机の上は勿論、風呂場の水垢をはじめとする汚れも全く掃除できていないので、この2週間のうちに何とかしなければと思っている。
嫌だ。掃除したくない。面倒くさい！！！！本当に部屋の掃除が苦手やねん！！！
部屋の汚さを怒られるより掃除したことを褒められる方が絶対に動く気になると思うので、皆さんは心の隅で俺が掃除をするのを応援してくれませんか？
今の家を散らかしといて何を、と思うかもしれないが、引っ越したらマジで引っ越し先の家は綺麗にする。同じ過ちを二度と繰り返さない。俺本気ですからね……！
夜はセトピアとお題づくりの話をするスペースをやった。スペースというのはあまりやったことが無かったが、かなり多くの人がただただ俺たちの話を聞いているという感じでかなり緊張した。おまけに話している内容はお題の作り方とかで結構生意気(?)なものだったのでヒヤヒヤであるが、なんとか自分のお題の作り方とか考えていることを言語化できて、セトピアが考えていることも聞けて有意義な時間だったのではないだろうか。
緊張はしたけれど楽しかったので、また後日別のトークテーマで誰かと話すスペースを開いてみたい。一人でスペースも興味はあるけれど、そういうラフな生活の一場面みたいなスペースはあんまり多くの人に聞かれるのも緊張するので深夜などになるかな……。
本来人前でプレゼンしたり話すのは得意（得意というか、気合を入れれば「今の俺は別人！」と割り切ってできる）だが、聞いている側の顔が見えなかったり、不特定多数が聞ける状況なのもあってやはり緊張はするね……。
明日から三日間大喜利がある！これってもしかして幸せなことなんじゃないかなあ！あとZOZOの服も届いていた！着てみたら全部良すぎて神だった。ちょうど三着あるから、これから三日間の大喜利で一着ずつ着ようかな～～。新しい服買うの大好き！！！！
