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今日は久々のバイトでクタクタに疲れた後、からまき尊ラーJ@Qでご飯に行ってきた!

ここ四人は全員同い年だったのにあまり一堂に会したことが無かったのでという感じで、J@Qが企画してからまきがお店を選んでくれた!俺は送られてくるDMに一番最初に反応する、店に一番早く着く、へらへらしながら一人だけ少し高いお酒を頼むなどの活躍をしていた。

訪れたお店は高田馬場の鶴亀八番という居酒屋。メインストリートからは外れた比較的静かな通りにあって、店内の雰囲気は抜群。

尊ラーが遅刻していて、その間に俺が尊ラーのことを褒めようとしたら突然現れたので近くで聞き耳を立てていた可能性がある。

四人集まって、マジで宴みたいな量のご飯を食べた!本当にどれも美味しくて、しかも安い!特に美味しかったメニューを発表していく。

まずもや二郎。これはからまきおススメメニューで、もやしに二郎系の背油ニンニクの餡がかかっているシンプルな一品。しかし後を引くくらい美味しくて、ガツンとした味わいがお酒に合う。体質でもやしは多量に食べられない(なぜか多量摂取すると気持ち悪くなってしまう、好きなのに)俺もついつい箸を伸ばしてしまった。

そしてだし巻き卵。これ本当に美味しかった。提供まで30分~1時間かかることもある人気メニューで、器に横たわった大きくてとろとろのだし巻き卵焼きに、更に上からだしをかけて食べる。これはちょっと……美味しすぎ!しかも卵の中に、タコが入っているんですよ!!おかしくなる。

最後に豚肉とトマトと卵のニンニク炒め(正式名称忘却)。これは俺がメニューの中から見つけて絶対にうまいと思って頼んだら本当に美味くてぴゃーだった。卵とトマトってマジでなんでこんなに合うんだろう。絶対に真逆の象限に位置している二人のはずなのに。とにかく全ての食材の味、そしてそれをまとめ上げるニンニクのパンチが完璧な調和をもたらしており、これはお酒もそうだけどご飯と併せて食べたらマジでヤバいと思う。

あとマンゴービールという珍しいお酒があったので頼んでみたらめっちゃ美味しくて笑ってしまった。風味程度だろと思っていたらかなりしっかりめにマンゴーだった。

 

ご飯を食べながら大喜利の話をかなりした。現状大喜利の人とご飯に行った時、マジで全然大喜利の話をしないか、ずっと大喜利の話をしているかの二択。

本当に色んな角度から大喜利の話をしたので内容はここには載せないけれど楽しかったね~~。同い年同士だから本当に気楽に話せるのが良かった!尊ラーとJ@Qに名詞句移動は話しやすいと言われてこれはかなり嬉しかった♪コミュ力はあまりないと思っているのですが皆俺と話してくれて優しい!もっと話すぞ……。

そんなこんなでたくさん食べ飲みしても一人3,000円におさまってしまって、かなり満足感が高かった。本来は日本酒のお店らしいので、次来た時はそちらも楽しみたい。俺はお酒は大体2杯でほどよく酔えるコスパの良い人間。

 

トピックは変わるが、「八月の銀の雪」を読み終わった。五編が収録された短編集で、それぞれの話には科学や地学、生物学などの知識がたくさん出てきて、それらがふんだんに生かされた構成でストーリーが展開されていった。

俺は昔から本当に理科が苦手で、生物も化学も地学も大嫌いだったのだが、この本は文系にもある程度分かりやすく解説されており、またそれを軸に登場人物の心境が変化していったり話が動いたりということもありかなり読みやすかった。

それぞれの作品は読後感もすっきりしており、良い意味で後引かない作品に仕上がっていたのが良いと思った。

この本の全体的なテーマなのかな、と思ったのが変化と本質ということだ。特に表題作、そして四編目の「玻璃を拾う」などで、コア、外側と中身、といった軸で話が進んでいく。これは大自然に核(コア)のような構造をとる物質や現象が多いからだとは思うが、やはりこのような構造を人間の精神性に置き換えて読んでしまうし、実際にそのように話が進んでいく。

つまり人にどう見られるかという外側の枠、そして実際に自分はどのような人間なのかということが中身である。

また、自然に対しての記述として、長い時間をかけて変化していく、といった旨のことがよく語られる。これもまた人間に置き換えて考えてみると、人生の中での成長、そのなかで変わらないもの(これが核だったりするのかも)、長い時間をかけて成熟していく精神や、それにより再生していくものもあるということなど、我々を囲む大自然に対して重ねて考えられるような作品だった。

それとは別の感想として、科学が見せる幻想というものが存在するな、と一冊通して感じた。この作品に出てくる記述、自然科学的な論理など、そのどれもが不思議で幻想的な印象を与えるものになっている。クジラの歌や頭の中をテーマにした作品では海の底に眠るクジラの迫力、表題作である八月の銀の雪では、地球のコアの様子を繊細で美しい言葉づかいで描いており、息を呑んでしまうような光景が目の前に広がっているように想起させられた。

これらは全て自然科学的な事実から述べられているもので、決して作者が考えたフィクションではないというところに感銘を受けた。この本に出てくる理論や性質は全て現実の物なのに、それがどこかファンタジックで、現実感の無い幻想的な風景を感じさせるのは、作者の言葉選びが優れているのは勿論、自然や自然科学というものは俺が思っているより感情に訴えかけてくるものなのかもなと感じた。

 

明日もバイト。今日はあまり家の大掃除を進められなかったので、明日はもう少し頑張れると良いな。今日は疲れたのでもう寝ます。