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一日の始まりに日記を書いて、一日の終わりにも日記を書いているのヤバいだろ!

 

というわけで今日の午後に日記を書いてから、あとは2月に締め切りのエッセイを書き始めた。そう、なんとエッセイに挑戦することにしたのである。

フォロワーのフォロワーの方に「短編集○○×」というエッセイ集を作っている方がいて、どうやらその冊子が公募でエッセイを募っていたので応募してみることにしたのだ。500~600字の短いものだが、せっかくこんなに文章を書いているんだからその集大成となるような作品をひとつ作り上げてみたかったというのもある。

エッセイなんて書いたことが無いが、なんとなく自分の書きたいこと言いたかったことを言う場として使わせてもらおう、くらいの感覚で気取った文章を連ねることになると思う。

あとは来週金曜日の大喜利会のお題提供のための選定などを行うなど、割とずっとパソコンと向き合っていた。

 

それが終わったら夕方から地元の友達と飲みに行った。家から歩いて15分くらいのところにある串カツ田中で、札幌に戻ってきてまで東京で散々食える串カツ屋かよ、と思うかもしれないが、正直店なんてどこでも良くて、このメンバーと飲んで騒げればそれで大満足なのである。

家を出て友人との集合場所に向かうまでに思ったのだが、俺の家の周りの夜は本当に深くて静かだ。住宅街なのだが、年始ということもあり、まだ18時前なのに道には誰もおらず、寒さだけが軋んだ音を立てて響き渡っているような夜だった。空は暗く藍色で、ただ街灯の周りだけがぼんやりと白く滲んでいて、光が零れているようだ。

俺一人が時間と時間の間に取り残されたような気持ちになるが、不思議と嫌ではない。むしろいつまでもこの狭間に居続けたいような心地よさを感じる。自分の感覚や感受性が極限まで引き上げられたように、周囲の風景のディティールや空気の冷たさを感じ、ひとり占めできる不思議な空間。

大雪が降って歩きにくいのに、俺が地元の冬のことを好きな理由はこういった表情にあるのかもしれない。

なんとなくイヤホンで流していた曲、MIMIというボカロPの「始点前夕暮れ」が、俺が雰囲気に浸るのを加速させた。

「空を流れて征く静かに響く音が 一人きりの世界に降って 導いてくれそうな夜」という歌詞が、目の前に見える景色や感じたことを綺麗に言語化してくれていて、この曲の旬は今日この時だったのだと知る。

 

飲み会は有り得ないくらい大騒ぎして、マジでここ最近で一番笑ったかもしれない。酔ってなくてもこんな感じだが、ひとたび居酒屋という騒いでも良い空間が与えられると我々は一層はしゃぎまくれる。

とにかく食いたいものを後先考えずに食べていたら8人で行って会計が40,000円になってしまった……。毎回生じる誰か奢れみたいなくだり一つとってしても面白いのだから、地元の身内ノリって悪魔的だと思う。

そのあと店を出て、家が少し遠い奴も何だかんだ駅に向かわず皆で一緒に近い奴の家に向かって歩いている時間が本当に宝物過ぎる。

全員幻想的で静かな夜の中を切り裂くように歩き、もう誰が誰と話しているかすら曖昧なまま、使い古された身内ミームでゲラゲラ笑っているこの瞬間がたまらなく好きすぎる。

 

ただ、こんなに楽しい地元を去って東京に行く決断をした高校生の時の俺は本当に凄かったと思う。

そのおかげで東京でも多くの友人に恵まれて色々な事と出会えたし、こうして大喜利も始められたし、正直半ばやけくそで東京行きを決めたようなところはあったけれど、当時の俺を抱きしめてあげたい。勿論大変なことの方が多いから、正解!と胸を張って言えるかどうかは分からないけれど、少なくても間違ってはいなかったよ~!

仕事が忙しくてもお金が無くても、今年の夏も絶対に帰ってこようと心に決めた。

 

などと感傷に浸る文章を書いていたら明日はカイタクである!

これはこれで滅茶苦茶楽しみで、北海道勢のぶっ飛んだ大喜利を生で見たいし、その中で自分がどれくらいウケられるかも楽しみだ。

多分明日の俺はちんことかたくさん聞くことになると思う。北海道大喜利、楽しみや!!かかってこい!!