12/31

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いい加減この日記の日付がずれているの何とかした方が良いと思う。

多分明日の日記を「年越し!」みたいなタイトルにして調整すると思います。

 

昨日イヤホンを無くしてうわ~みたいな話をしていたら、なんと今日は電動シェーバーが壊れてしまった!保護カバーみたいなものが欠けていて刃がむき出しになっていて、剃っている途中でめっちゃ血が出てきて怖かった。2023年、最悪や。

こればかりは仕方ない、ということで、父親に電気屋まで連れて行ってもらって新しいものを買った。ついでに新生活に向けて冷蔵庫やなんやらを軽く見てきた。冷蔵庫と洗濯機のセットで7万くらいで、これはかなりありがたいのではないだろうか(今の家は冷蔵庫と洗濯機がデフォルトでついてくるタイプの物件だったので、引っ越しの際は新しく買い替えなければいけない)。

 

しかも帰りに札幌のバカでか本屋ことコーチャンフォーにも連れて行ってもらった!実はちゃんと読書をするようになってからデカい本屋に行くのは初めてでかなりアツかった。文庫本コーナーだけでも大量に本があって、書店員おすすめの一角も見ようと思ったのだが見切れなかった。普段結構古本屋などで本を揃えてしまうことが多いので、話題作や最新作などはどうしてもカバーしきれない。またそれ以外にも本当に無限に本があって、マジで俺ってここにある本全部読めるんだなと思うとワクワクが止まらなかった。

タイトルを見て気になった一冊を手に取ったり、以前から読みたいと思っていた小説の作家さんの別の作品を眺めてみたり、平置きされている本の中から表紙のデザインだけで気になるものを発掘したり、純粋に適当に手に取ったらそれが意外と面白そうだったりと、マジで本との出会いは一期一会過ぎると感じた。かなりベタなこと言ってるか。

その中でも特に気になった「八月の銀の雪」という小説を購入。本当はもっとたくさん買いたいのだが、帰省中ということで荷物を増やすと帰りが大変になるので一冊で我慢した。どうやら短編集らしく、裏表紙に書かれている文章がとても美しくて惹かれてしまった。テーマを異とする短編集を読むのは久々だが、毎回新鮮な気持ちで読めそうなのでサクサク読み進められそうだ。帰りの飛行機の中でじっくり楽しみたい。

 

それはそうとして、本屋に滞在した時間の中で最も多くを費やしたのは短歌の書棚だった。前々から短歌自体、特に現代短歌には興味があったのだが、実際に書店で歌集のコーナーをじっくり見るのは今日が初だった。

歌集にも様々あり、一つのテーマで集めているもの、様々な詠み人のものを集めたアンソロジー、歌にまつわるエッセイがついているものなど。

特に凄いと思ったのが、木下龍也という歌人の「あなたのための短歌集」というものだった。これは様々な人から送られてきたお題や「こういう時の短歌が欲しい」という要望に合わせて詠まれた短歌が詰め合わせになっていて、その対応力や表現力にも感動したし、パラパラめくっていると一作の短歌で目が留まった。

「もうすぐで23歳になります」というお題に対して詠まれた一首の短歌。

「年齢の欄に並んで動き出す 二羽のあひるよ、寒くないのか」というもの!だった気がする!今回上記の理由で購入を泣く泣く見送ってしまったので見返せず細部が違っていたら申し訳ないのだが、この表現力が凄すぎて、まず22歳の並んだ2という数字をあひるに見立て、そしてそれが23歳に向けて動き出している様子、「寒くないのか」という言葉で締めくくることで、来る23歳の未来を案じている思いが伝わってきて凄すぎると思った!

調べてみたらこの方「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」の詠み人で、この短歌はめちゃくちゃ昔に聞いたことがあって「良いなあ」と思っていた記憶があったから更にすげ~!と思った。

 

Twitterでお見かけしたさくらんぼソフトさんの自薦短歌が良すぎたことなども相まって、マジで短歌、しっかり目に興味出てきたな……。三十一音の小気味よいリズム感と、その縛られた文字数だからこそ生まれる、読んだ人に場面を想像させる余白の使い方とか。

歌集はマジで買ってみたいとも思ったし、自分で詠んでみたいとも思った。でも短歌って明確な評価基準が無いから公開するには緊張するし、かといって自己満足で終わるのも何となくもったいない気がする……。短歌を詠むためのガイド本みたいなものがコーナーに結構な数売っていたので、それを読んでみるかとも思ったけれど、俺は結構そういう時先人の知識に頼らず自己流でやりたくなってしまう性分なので、まず何個か作ってみると思う。

 

帰ってからは入社書類を整理して大変だった。親の印鑑が必要なものがあるので帰省のタイミングで持ち帰ってきたが、改めて俺は税金や国民保険のことについて知識が無さ過ぎる!社内書類は分かるけれど、国民保険のなんちゃらみたいな、国に提出するための書類となると一気に書き方が分からなくなる。俺は今被保険者で、何号の保険に入っているんですか?

マジでああいう制度に関する書類や説明は小さい文字で難しい言葉を書くのをやめてくれ。平易な言葉で大きく書け。できれば図も載せてくれ。

皆はどのタイミングで国民保険や税金のことについて詳しくなるんだろう。俺が知らないだけで中学校とかでそんな授業があったのかもしれない。俺がたまたま風邪をひいて休んでいる日に。

入社書類に関してはこの先何回か苦戦すると思うので、その様子は日記に載せていけたら良いと思っている。

 

さあもう2023年もラスト一日。この日記は特にテーマを事前に決めたりはせず、その日あったことを面白くもなくダラダラ書いてきたが、明日くらいは今年の振り返りをしようかな。