11/23

11/23

ラーメン食べられませんでした。起きるのが遅かったせいです(全て貴方のせいです)

 

今気が付いたけれど、この日記は大体日付を超えてから書いているせいで、この日記に書かれていることは11月22日に起きた出来事なのにナンバリングは11/23になってしまっている。11/31を登場させて、12月からは全くズレていないことにしようかな。自分の中にだけ存在する幻の一日があったらすごく素敵なことだと思う。

幻の一日は俺だけのものなので、バイトなんてせずに過ごしたい。勿論この日を生きているのは俺だけなので、皆はいないから大喜利はできない。大学に行っても誰もいない。11/31に登場するのは俺だけ。カレンダーの隙間に空いた穴に落ちたのは、俺だけ。

多分そんな風に考えても、結局俺は11/31を進撃の巨人を見ることに使ってしまうと思う。世界に誰もいなくても、進撃の巨人は面白いから。

 

というわけで進撃の巨人をめちゃくちゃ見ている。元々Final Seasonの途中まで見ていたけれど、当時では完結しないということを聞いて一気に萎えてしまったのだ。しかし最近ようやく完結して最後まで配信されたと聞き、友人の勧めもあって3rd Seasonから見直していた。今はFinal Seasonの丁度半分くらいのところか。

リヴァイ兵長大好き!フィクション作品の男性キャラで一番好き。人間のタイプを四つに分けた時、俺とリヴァイ兵長はちょうど第一象限と第四象限にいる。リヴァイ兵長はあんなに調査兵団の任務で忙しいのに綺麗好きですごい。大喜利とバイトしかしていないのに部屋が汚い俺はさながら第四象限

 

丁度初見で進撃の巨人を見ていた時のバイト先にリヴァイ兵長に雰囲気が似ている先輩がいて、とても尊敬していた。ノンフィクションのフレームでこれだけリヴァイ感を出せるものか、とひどく感動した。その先輩は誰とも仲良くなくて、孤高だった。だがバイト内で一番仕事ができて、いつも的確な指示を出していた。目元と髪形がリヴァイ兵長に似ていた。

俺は最初に仕事を教わったのがリヴァイ先輩だったので、何となく優越感を抱いていた。品出しにおける調査兵団こと俺。そんなリヴァイ先輩にも、昔切り裂きケニーみたいな師がいたのかも、と思うと胸が熱くなる。詳しくは本編を見てください。

 

リヴァイ先輩が辞める時、本当に誰にも声をかけなかったし、近寄りがたいイメージを持たれていた彼は誰からも話しかけられていなかった。しかし更衣室で、リヴァイ先輩は俺にだけ今日でバイトを辞める旨を話してきた。それは俺に期待してくれているからだった。今後の店の中核を担うアルバイターになって欲しい、俺がいなくなっても頑張って、とリヴァイ先輩は言った。

嬉しかった。俺だけがリヴァイ先輩に期待されている。絶対に卒業までこの店でバイトをやり通そう。リヴァイ先輩の期待に応えたい。35℃越えの屋外での重量物の仕分けも、年末年始の気が遠くなるような納品量も、全てやり切って見せる。この店に、心臓を捧げよ!

 

その一年半後、夜の固定シフトは大喜利会に行きにくいので退職した。人は俺を調査兵団随一のチンカスと呼んだ。

 

この前から見ている「出版区」の、モモコグミカンパニー編を見た。元BiSHのメンバーで、あまり詳しくは無いけれど、一時期曲を聴いていたことがある。「My landscape」が一番好きで、壮大で気分がアガる。BiSHのその他の情報と言えば、ラジオの下ネタがエグい(女子の下ネタってエグいからね(笑)、と同じ用法)ということしか知らなかったので、彼女が小説を執筆していたことも初めて知ったし、アイドルの時はできなかった勉強や読書をたくさんしたい、と言っていてかっこよかった。朝井リョウの、アイドルをテーマにした作品「武道館」を読んでいる時も思ったが、アイドルはいついかなる時もアイドルを求められ、それに応え続けているのがすごくカッコいいと思う。自分という像を全てアイドル、すなわち偶像に仮託し、ファンの前で笑顔を振りまき続ける彼女たちにリスペクトを送らざるを得ない。頑張っている人は皆、報われて欲しい。ステージの上でも、降りた後でも。リヴァイ先輩の期待にすら応えられていない俺が何を言っているんだという話でもある。

俺もステージの上じゃなくても良い、どこか部屋の隅っこでも、それが一瞬でも輝いていたいと思うけれど、そんなのは文章の流れに沿った誰でも言える発言だなとも思う。

 

出版区はやはり面白いし、ラランドニシダの回を発見したので、次はそれを見ようかな。