12/19

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うあーーーー(意味の無い奇声)

 

ぬるっと起きてぬるっとバイトした一日だった。贅沢な悩みであることは前提なのだが、この時期はどうしてもこういう何事も無い虚無の一日が不意に生じてしまう。それもまた幸せの一つの形なのだと分かりつつ、ただバイトしてしかも急にシフトを増やされて、悲しくなったのでボケルバに行ってしまった。

何か本当に最近大喜利ウケなさすぎて焦りを感じる!焦っても仕方のないことだと思って、とにかく今は答龍門の予選と冠到杯でウケることだけを考えれば良い。そう分かっていても、ウケないことに敏感になってしまう。結構がむしゃらに試行回数を増やしているだけに、特にその思いは際立つ。もっと楽しむことを意識した方が良いに決まっている。ただ、こんなに悩むくらい一つの物ごとに自分から本気になったのは久々なので、それはそれで悪いことでもないのかなとも思う。

 

夕飯はドライカレーを作ろうと思っていたのだが、体力が無かったのとひき肉がスーパーにほとんど残っていなかったので、諦めて最寄り駅で油そばを食べた。この油そばの店はマジで大好きで、最寄りに来た人全員に勧めてしまう。

この店の良いところ、油そば自体の味は勿論、卓上調味料が豊富で無限の味変が可能な点、無料で黒ウーロン茶が飲める点、特大まで増量無料な点、深夜遅くまでやっているので終電で帰ってきてもぎりぎり間に合う点、接客が神な点などが挙げられる。最後について詳しく述べると、食べ終わって退店しようとすると、セントラルキッチンから店員さんが出てきてドアを開け、爽やかな笑顔でお見送りしてくれるのだ。これは素晴らしい。高い服屋で買い物をした時にしか受けられないサービスが、一杯900円の油そばの店で受けられる。別に無かったからといって何も思わないが、あるとなぜかすごく嬉しい、そんな絶妙なラインを突いたサービスだと思う。心遣い。

あとはセントラルキッチンなので厨房を囲むようにカウンター席が並んでいるのだが、店員さんに若い人が多くて、厨房で滅茶苦茶楽しそうに会話しながら働いているのがとても良い。

これに関しては賛否両論あるのかもしれないが、俺は人が楽しんでいる姿を見ると安心するので、とても心地よく食事ができる。良かった、ここにはパワハラを受けながら働いている人はいないんだ……!と思う。飲食店とかサービス業の人、どんどん雑談とかしながら和気あいあいと働いてほしい。

 

何というかこの年まで食に関する興味や関心がかなり希薄で、都内に住んでいるのに東京の美味しいお店開拓!とかあまりする気になれなくて、外食すると金がかかるし自炊で凝ったものを作ると手間暇がかかるし、と嘆いていたが、最近は積極的に美味しそうなお店、行きたいお店をチェックするようにしている。インスタのリール動画などから食べログを見て保存するルーティンでガツガツ発掘していけるので、あとは行くだけというお店がいくつかある。人とご飯に行く時、その人と話したり接したくて行くのであってご飯はあくまでおまけ、という考え方の状態がしばらく続いていたが、そこを打開したいという欲求が高まってきた。これは結構大喜利の人にグルメな人が多いおかげで、皆美味しいものを美味しそうに食べるから、俺も食に関する楽しみ方をようやく学んできた。

手始めに、新宿にあるだし巻き卵の定食ランチが有名なハレツバメというお店に行ってみたい(夜は居酒屋らしい!)。チキン南蛮が全ての食べ物の中でも結構トップクラスに近いほど好きで、だし巻き卵も確実に上位に食い込んでくるくらい好きなので、このハレツバメの「チキン南蛮とだし巻き卵定食」にはアンテナを張らざるを得なかった。

今はどうしてもコスパという側面も考えて店を見てしまうが、社会人になってある程度生活が落ち着いてきたら、高いけどめっちゃ美味しいみたいなお店で満足いくまでご飯を食べたい。皆さまもぜひ、おすすめのご飯屋さんがあったらご教授頂きたいです。

 

ちなみに名詞句移動は昔からの体質で引くほど食べるのが遅いので、もしご一緒する機会があれば暖かい目で見てください。

 

そういえばボケルバ前にブックオフに寄って冷たい校舎の時は止まるの下巻を買った。電車の中で少し読んだが、既に上巻後半くらいメンタルがしんどい。これは結構日頃の生活からそうなのだが、自他の境界が曖昧なのか分からないけれど、する必要のないところで勝手に感情移入して勝手に心を痛めることがちょくちょくある。これは結構大学に入ってから特に目立ってきた性質で、でもだからといって人に優しくできるかといわれるとどうなんだって話だし、肝心なところで空気が読めなかったりしているので、ワロタ。一見すると良い人なのに結果として全然人の役に立たない性質。ただまあこういう感覚で本を読んでいると、没入感は凄いのでフルに物語を楽しめるという利点はある。続きが気になるので、下巻はもっとサクサク読めると思う。年内中に下巻に咥えて後一冊はなにか読みたいな。

 

明日もバイト。本来なら夕方からだったのに、昼間からになってしまって悲しい。少しゆっくりしたかった。明日こそドライカレーを作ろうぞ、と思って、入眠したいと思います。